ホール・メーカー・打ち手・警察と業界全てで考えなくてはいけない違法設置台についての考察

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 みなし機問題

 2006年までの猶予が与えられた、パチスロ機種の寿命

みなし機問題
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みなし機とは

みなし機の説明を行なう前に、まずパチスロ台がホールに設置するまでの行程を説明します。

いま多くのパチスロがホールに設置してあります。ゲーム性も多岐に渡り、パチンコには無い複雑性が逆にファンの心を掴んでいます。その為に、メーカーは、打ち手に満足して貰えてホールにも満足して貰えるパチスロを開発しています。

しかし、パチスロ開発には、大きなルールがあります。裏モノやあまりにも出ないものや出るものを規制する為、業界の是正化に作られました。それが1号機です。本来、0号機というものは存在しなく、規制が無かった時代の機種の事を指している言葉です。規則改定の度に2号機・3号機と呼ばれ、現在は5号機時代に突入しました。

規則通りに作られているか、検査する機関として保安電子通信技術協会という財団法人があります。保通協と呼ばれていて、パチンコ・パチスロが規則どおりの動作をして、市場に出せるか許可します。この機関は、警察の下に存在しています。

つまり、現在ホールに設置してある機種は、すべてが保通協にて検査を通過したパチスロなのです。

検査を通過したパチスロは、まず検定通過が保通協から伝えられます。そして地方自治体ごとにさらに設置許可の審査があります。東京と千葉、神奈川などで、設置開始日が違う機種が存在するのはこの為です。1日〜3日程度前後する事があります。かなり変わる事もあります。

法律では、
検定日(公示日)より3年間、ホールにてパチスロ機が設置できます。つまり、パチスロ機の寿命は3年間です。ただし、認定制度というものがあり更新が1度のみできるので、更新されたパチスロ機においてさらに3年間の設置が認められます。メーカーの保証書などが必要となり、色々問題もあるために、すべての機種で行なわれているわけでもありません。とにかく、パチスロは最長6年間ホールに設置できます。


しかし、ホールには、すでに3年間経ってしまっている機種・認定されたがその期間も過ぎ6年間経ってしまっている機種が未だ多く設置してあります。

これは、法律違反であり、警察も動く事件でもあります。対象パチスロの撤去はもちろん、経営者は逮捕される可能性もあり、罰金の恐れもあります。そして、営業停止処分になります。それほどの重い罪であり、悪質な行為です。

なのに、まったく事件になっていません。それは多くのホールで設置されている現実があるからです。ホール側からすれば、いくら期限が切れたといえ、撤去し新台を導入するのが経営上難しいというところも多くあります。5号機に移行する時期でもあり、保通協に新台が全然通過しなかった時期もありました。導入するべき新台のラインナップも無いのに、撤去しろというのは無理があると言う事で、警察は目を瞑ったわけです。


つまり、違法なのに逮捕しない。という事です。

法的用語で「みなす」という言葉があるのですが、簡単に言うと、実際には違うものを理由や行程を考慮してそうであると考える事です。パチスロでいうと、期限は切れているが、使っても良い・・・という意味で捕らえる事が出来ます。


この、
期限が切れた機種が「みなし機」と呼ばれています。


みなし機の撤去

以前から、みなし機を撤去しろと言う事は言われつづけてきました。でも、何だかんだで今日ここまで大きな問題化になりませんでした。

しかし、4号機の時代が警察を怒らせてしまったのです。獣王をはじめ爆裂機の出現で社会問題になり、警視庁はメーカーを呼び出して注意勧告していました。しかし、サミーやアルゼなどメーカーはさらに強烈な爆裂機を出しつづけ、緊張状態が高まっていたのです。打ち手やホール・メーカーの多くは爆裂機を望んでおり、パチスロ業界はかなり活気付いていました。メーカーは、規則に沿った機種を作り、警察の下機関である保通協の審査を通過したのに、何故警察に呼ばれるのか?

そして、AT機の規制・ペイアウトの再度119%規制・ST機規制と続き、規約変更の5号機となったのです。

警察は、市場を5号機のみにしようとしています。ラインナップが整わなかったので、みなし機撤去の期限を延ばそうとか色々ありましたが、最終決定がありました。5号機のラインナップが整ったからでしょう。


平成18年6月20日が撤去の最終期限となります。


これ以降にみなし機を設置していた場合、営業停止処分が執行されます。

機種とホールの存続

パチスロは1000種類を越える機種があります。これは、通過したものだけの数値であり、開発されたパチスロは、かなり凄い数になると予想されます。

新機種を入れ替えるのが容易な大手に比べ、個人営業のホールでは、未だに昔ながらの機種を置いています。とっくに期限が切れた3号機が未だに設置してあるホールもあります。ニューペガサスなど、もうメーカーが存在しないのに、ホールに設置されているものもあるのは、やはり大事に扱われている証拠でしょう。

ハズシを世に広めたアルゼのユニバーサル時代のクランキーコンドルや初代ジャグラー、初代ニューパルも探せばまだあります。撤去されたはずの獣王やスーパービンゴも設置店があります。

パチスロの歴史を作った機種も、みなし機撤去日までにすべて撤去されてしまいます。


新しい機種ばかりを求める人ばかりではありません。古い台も味があり、ゲーム性がいいものもたくさんあります。ファンも多いのです。

古いゲームセンターや温泉旅館などに設置してあるレトロゲームなど見ると懐かしい気分になりますよね。古いものってその時代を思い出すアイテムにもなるんです。


それら、すべてが今、撤去されようとしています。

台が撤去されるだけではありません。ほとんどが旧台を設置しているホールは、もう営業できなくなり、店を閉めることにもなります。
レトロを売りにしているお店は、潰れてしまう運命を目前にしています


問題は山積み・・・

みなし機の撤去は、裏モノなど不正改造を無くすのと、波の荒い4号機(3号機以前も含むが)の撤去が目的です。平成18年6月まで設置をしていいと言うものではなく、さっさと撤去しろ、7月からは取り締まる!というものです。


みなし機問題は、ただ単に検定が切れた台を撤去しよう、という問題ではありません。

警察の行動、おかしくはないでしょうか?

みなし機は違法であり犯罪です。営業停止と罪も重いです。軽犯罪じゃないのです。色々な背景があるにしても、犯罪を見てみぬふりをする行動はあるまじき行為ではないでしょうか? 犯罪を取り締まる警察と言う国の機関が、自己判断で違法を見逃しています。

警察が動かないのでは、法律も機能していません。法律自体にも問題があると思われますし、このような行政・業界のあり方に疑問を持ちます。打ち手に関係ない問題ではありません。今一度、個人々々がしっかりと考えていかなければいけない問題ではないでしょうか?


私は犯罪として取り締まって欲しいわけではありません。むしろ、みなし機の設置寿命を増やしていきたいと思っています。でも、決まってしまった事なので仕方ありません。僅かに残された時間ですが、みなし機を楽しみましょう!



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