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　確率の収束

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（３）確率の収束

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第2章　確率論を学ぼう　（３）確率の収束

パチスロをたくさん打つと、多くゲーム回数をこなせばこなすほど、
そのビッグボーナス確率は、設定で決められた確率に近くなります。

確率が高い数値のもので例をあげてみますね。
1回のジャンケンで勝つ確率は、いくつでしょうか？

答えは、勝ち・あいこ・負けの3通りですので、1/3になります。

3回ジャンケンをして全勝することもありますし、全部あいこという事もあります。
少ない回数では、どうしても結果は確率とは違う数値になってしまうことが多いです。

でも、そんなジャンケンを100回ほどやったらどうでしょうか？
途中で4連勝するときもあれば、5連敗するときもあるでしょう。
勝ち・あいこ・負けとバランスよく繰り返すときもあるでしょう。

でも、結果をみてみますと、おおよそ3回に1回勝っている1/3に近くなっているはずです。

1000回ほどジャンケンをすれば、ほぼ1/3になっているはずです。

試行回数が増えれば増えるほど、決められた確率に落ち着いていきます。
これを確率の収束と言います。

その為に、ビッグボーナス確率1/240の設定6のパチスロをたくさん打ち続ければ、
確率以上に当たる日もあれば、設定1以下の確率である1/330でしか当たらず負ける日もあるでしょう。
でも、それを何日も何十日も、何年も打てば、1/240に近い数字になっています。

確率の収束とは、
試行回数（ゲーム数）を多くこなせばこなすほど、その確率（自分で当てたビッグボーナス当選確率）は、
決められた確率（設定のビッグボーナス確率）に近くなると言う事です。

しかしながら、それではもしも他人が大ハマリした台を打ったらどうなるのでしょうか？

確率は収束するのですから、大ハマリした台は当所の確率よりも遺脱している為に、
当所の確率に近づこうと、当たりやすくなっていると考えがあります。

設定	ビッグボーナス確率	現在のプレイ数	現在のＢＢ数
1	1/298	3640	2回

上記の設定１ならば、3640回まわせば1/298なので、12回のビッグボーナスを当てれる事になります。
しかしながら、現在は2回しか当たっていませんよね。
現在の確率は1/1820となっています。

ビッグボーナスは、1/298です。
確率は収束するので、1/1820が1/298になるには、これから連チャンが始まるのではないでしょうか？
もしも後1000プレイほどで確率の収束が起こるのであれば、4640プレイ時点でビッグボーナスは15回です。
4640÷298＝15.57　と、なりますよね。

現在は2回しかあたっていませんので、1000プレイ以内に13回のビッグが当選するのではないでしょうか。

でも、それは大きな間違いです。
確率の収束とは、あくまで結果論なのです。
確率が収束に向かう力と言うものは、どこにも存在しません。

多くの試行回数があって、確率に近い数値になるという考えです。

もしも、ハマリ台が当たりやすくなるというのであれば、
現在の1/298である確率が変わることになります。
上記の例ですと、もし1000プレイで確率の収束があれば、13回当たる事になりますが、
そうなれば、ビッグボーナス確率が1/76にならなければなりません。

確率は、変化するものではありません。
なので、確率が収束へ向かうという事はありえないのです。

ちなみに、連チャンして当たりまくった台が「そろそろ出ないだろう」って言うのも、ありません。

専門用語 ｜今回のコラム内でのパチスロ専門用語

■今回はなし